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設立の趣意

20世紀は、分子生物学の台頭で、タンパク質など生命における分子の役割が急速に解き明かされてきました。一方で、生命現象の本質に迫るためには、分子還元論のみでは不十分で、生命を動的システムとして捉える必要があるとの認識も高まってきています。実際、生命を維持しているのは様々な物質と情報の「流れ」です。中でも極めて重要なのは、血液やリンパ液をはじめとする生体内の水の流れであり、水が生命の恒常性維持に本質的な役割を担っているといっても過言ではありません。

 

これまで生体内の水分子の可視化は困難を極めていましたが、21世紀に入りMRIや非線形光学顕微鏡における技術革新があり、ミクロ(水1分子動態)からマクロ(流体)に至るまで階層的な水分子の可視化が可能となってきました。また、計算機科学の躍進で、生体システムの数理モデル化や生体シミュレーターの実用化も現実味を帯びてきました。

 

「水バイオ研究会」は、産官学の多くの研究機関に分散している研究者を横断的に結び、学術的かつ学際的立場から、「水分子の動態から捉える生命現象」の理解を飛躍的に向上させるべく、趣旨に賛同する多くの研究者のご参加を賜りたいと考えております。分子流体力学、連続体力学、非平衡物質輸送論、水分子実験科学、情報科学、数学、生物学、医学など異分野の研究者が相互の親睦・理解を深め、それぞれの技術を切磋琢磨していくことで、既存の研究会や学会とは異なるユニークな会として運営して参りたいと存じます。

 

更に本研究会は、基礎研究に留まらず、社会のニーズに応え、研究成果の社会実装を目指した活動も視野に入れています。そのためにも様々な分野、立場の皆様が積極的に交流し、活発な意見交換を行えるような機会を増やしていきたいと思います。

 

本研究会設立の趣旨をご理解の上、この分野で研究を展開中、あるいは関心をお持ちの方々の積極的なご参加をお願い申し上げます。

 

尚、本研究会は3年を目処に日本学術会議協力学術団体として、一般社団法人「水バイオ学会」の発足を目指します。

目 的

本会は、医薬・工学を核とする生命現象における水の役割に焦点をあて、この分野の科学および工学技術の発展を図るとともに、会員相互の親睦を基盤とする情報交換の場を提供し、相互の知的交流を深めることを目的とする。 

活動内容

  1. 研究討論会、講演会、セミナ-、国際会議等の開催 

  2. 会員相互の研究および技術の交流と協力 

  3. 研究業績集、会報その他の図書の刊行

  4. 研究に係わる情報の収集・提供 

  5. 内外関連学術団体との連絡および提携 

  6. その他本会の目的を達成するために必要な事業 

学術幹事     

  • 代表世話人:安井 正人(慶應義塾大学)

  • 伊井 仁志(東京科学大学)

  • 工藤 與亮(北海道大学)

  • ​白神 慧一郎(京都大学)

  • 高木 周(東京大学)

  • 塗谷 睦生(慶應義塾大学)

  • 森田 光洋(神戸大学)

  • 泰岡 顕治(慶應義塾大学)

  • 山本 詠士(慶應義塾大学)

  • 陽川 憲(北見工業大学)

  • 和田 成生(大阪大学)

(50音順 敬称略)

水バイオ研究会 会則 

第1章 総則

 

第1条:名称 

本会は、水バイオ研究会(英文名:Water Biology Forum)と称する。 

​第2条:目的 

本会は、医薬・工学を核とする生命現象における水の役割に焦点をあて、この分野の科学および工学技術の発展を図るとともに、会員相互の親睦を基盤とする情報交換の場を提供し、相互の知的交流を深めることを目的とする。

 

第3条:事業 

本会は前条の目的を達成するため、次の事業を行う。 

  1. 研究討論会、講演会、セミナ-、国際会議等の開催 

  2. 会員相互の研究および技術の交流と協力 

  3. 研究業績集、会報その他の図書の刊行

  4. 研究に係わる情報の収集・提供 

  5. 内外関連学術団体との連絡および提携 

  6. その他本会の目的を達成するために必要な事業 

第2章 会員 

第4条:会員資格 

  1. 本会の会員は、正会員、学生会員、賛助会員、名誉会員で構成する。 

  2. 正会員は、生命現象における水分子動態について学識経験を有し、本会の目的に賛同する個人とする。 

  3. 学生会員は、正会員に準ずる資格を有し、学籍を有するものとする。 

  4. 賛助会員は、本会の目的に賛同し、これに協力する法人又は団体とする。法人又は団体たる会員にあっては、本会に対してその権利を行使する1人の者(以下「賛助会員代表者」という。)を法人又は団体の代表者として定めるものとする。 

  5. 名誉会員は、本会または水分子の生命科学に特に功労があり、幹事会の決議をもって推薦された個人とする。 

  6. 会員となろうとするものは、当会ホームページより会員登録の手続きを行い、代表世話人の承認を受けなければならない。 

  7. 入会申込書の書式は別に定める。 

第5条:会員の権利 

本会の会員は、本会が主催する行事に優先参加できる。

第6条:会員資格取り消し 

  1. 本会の名誉を傷つけたと認められるものは幹事会の議決をもって除籍する。 

  2. 本会を退会または休会しようとする者は届け出て、幹事会の承認を得るものとする。 

第3章 会費 

第7条: 

  1. 年会費は当面徴収しない。 

  2. 会員登録は当会ホームページより手続きを行うこととする。 

第4章 学術幹事

第8条:代表世話人および幹事 

本会に次の代表世話人および幹事を置く。 

  1. 代表世話人1名。 

  2. 幹事約10名。 

  3. 代表世話人および幹事の任期は2年とし、再任を妨げない。 

  4. 代表世話人および幹事が任期途中で退任した場合、幹事会の決議により補充者を選任できる。 この場合の補充者の任期は前任者の残任期間とする。 

  5. 本会に、顧問若干名をおくことができる。その任期は2年とする。ただし再任を妨げない。 

第9条:幹事の選任 

  1. 代表世話人、幹事は幹事会によって選任される。 

  2. 会計は幹事の中から幹事会によって選任される。 

  3. 顧問は代表世話人が幹事会の議決を経てこれを委嘱する。 

  4. 本会代表世話人および幹事は無報酬とする。 

 

第10条:職務 

  1. 代表世話人は本会を代表し、会務を総括する。 

  2. 幹事会は会務を決定する。 

  3. 幹事は代表世話人による会務の執行を補佐する。 

  4. 会計は研究会その他の事業終了後会計報告を行い、会計監査を受け、幹事会に報告する。 

  5. 顧問は代表世話人の諮問に応じ、また幹事会の要請があるときは、これに出席して意見を述べることができる。 

 

第5章 会議 

第11条:定例研究会 

  1. 年に一度、2日間の研究会を開催する。 

  2. 場所は、幹事会において決定する。 

  3. 参加費は、正会員5,000円、学生会員1,000円を徴収する。 

  4. 企業からの協賛(共催セミナー等)を受け、本会の運営および必要経費として使用する場合がある。 

 

第12条:幹事会 

  1. 本会の会議は幹事会とする。 

  2. 幹事会は、代表世話人、幹事(会計役、監査役を含む)もって構成する。 

  3. 幹事会は代表世話人が召集する。幹事会の議長は代表世話人がこれにあたる。 

  4. 代表世話人は幹事会において、幹事の中から記録者を指名し、議事録を残すとともに議事録を照査・承認する。 

  5. 毎年度収支決算は会計が作成し、幹事会において承認を得て、報告する。 

 

第13条:次の事項は幹事会の議決を必要とする。 

  1. 事業計画および収支決算の承認 

  2. 会則の改訂 

  3. 幹事の承認 

 

第14条:幹事会議決 

 

  1. 幹事会は幹事の1/2以上の出席(委任状を含む)を得て議事を開くことができる。 

  2. 議決は出席幹事の過半数をもって決し、可否同数のときは代表世話人がこれを決する。 

 

第6章 会計 

第15条:本会の経費は会費、寄附金およびその他の収入をもって支弁するものとする。

 

第16条:会計年度は毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

 

第7章 会則の改訂 

第17条:本会会則の改訂は幹事会の承認を得なければならない。 

第18条:本会の運営に必要な細則は幹事会にて別に定めることができる。 

付則 

  1. 本会会則は西暦2025年10月12日より施行する。 

  2. 本会事務局所在地あるいは本会に関する問合わせ窓口は下記の通りとする。尚、事務局所在地ならびに問い合わせ窓口は幹事会の議決により変更することができる。

  東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学医学部 薬理学教室内 

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